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東京都立文京高等学校同窓会

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TOP70周年記念 文京小史>第六期、発展期

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第六期、発展期

写  真  集

校舎の系譜

校 舎 年 譜
第六期、発展期(平成4年〜)

創立50周年記念と新校舎完成(平成4年)
平成4年10月17日に「創立50周年・校舎改築記念式典」が体育館で行われた。創立から半世紀を迎え、新しい校舎が落成した年に記念行事を大々的に行うことが決まり、学校・PTA・同窓会の三者一体で実行委員会が作られ、その代表を同窓会の末正明さん(一期B)が努めた。粂太郎校長(14代校長、平成4〜8年)の式辞や来賓の祝辞などに続き、記念行事として吹奏楽部による「ポピュラー音楽50年史」、末利光さん(3期B)の記念講演「感動の種をまきつづけよう」があった。第二部ではアトラクションとして湯島天神太鼓の演奏やお楽しみ抽選会が行われた。当日は稲崎脩平4代校長や、佐々木益男先生(英語、昭和15〜22年)、菅野二郎先生(日本史、昭和20〜36年)など多数の恩師も出席された。また創立50周年記念誌としてB5版140頁の冊子が編集され、当日配布された。

◎同窓生の集い(平成5年10月〜)
平成5年に再任された静谷晴夫八代会長は、同窓会の活性化を目指して、10月に同窓生のホームカミングデーとして「同窓生の集い」を母校体育館で開催した。同窓生全員の集まりとしては昭和40年茗渓会館以来28年ぶりの催しとなった。前年10月に新校舎が落成し、見学する意味もかね、同窓生全員に「同窓生の集い」参加を呼びかけ、当日はミニクラス会やクラブOB会なども開かれ盛会だった。平成8年年より卒業25年の同窓生は無料招待に、翌年から卒業50年の同窓生も、平成17年からは卒業10年の同窓生も招待されるようになった。ここ数年は300名を越える盛況で、同窓会の活動の基幹行事となっている。また静谷会長は「同窓会名簿」のデータベース化を推進し、現在では「紫筍」の発送や「同窓生の集い」招待者への招待状発送に役立っている

単独選抜制度(平成6年度〜)
学校群制導入以降、都立高校の学力平均化が進み、受験生の私立高校志向が高まった。その結果定員割れをおこす都立高校が出現し始め、都立高校の復権を叫ぶ声が強くなった。都立高校復活に向けて都教委が打ち出した制度が「単独選抜制度」である。この制度もすこしずつ変化している。当初は隣接学区制で定員の20%まで隣接学区から受け入れることができ、翌年には推薦制度が実施された。平成11年度からは、男女の募集枠にとらわれず最後の10%は成績で合否を判定できる「男女枠緩和制」が導入され、現在は学区は撤廃され、都内ならどこからでも応募できるようになっている。現在、文京への応募率は高く、特に女子は都立で上位5位以内。また以前の文京・豊島・板橋・北区の第4学区以外の中学校からの入学者も多く、最近では板橋区、足立区出身者が多い。

創立60周年(平成12年10月)
平成12年10月7日、創立60周年記念式典が(鈴木勝利16代校長、平成10〜13年)全校生徒、教職員が参加し体育館で行われた。その後記念行事として「吹奏楽部記念演奏」、三遊亭圓窓師匠による記念講演「小学校の教科書に落語が載った」があり、落語「ぞろぞろ」が披露された。
午後1時15分より、会場を大塚駅前の「ホテルベルクラシック」に移して、祝賀会が引き続き行われた。乾杯後のアトラクションでは、舞踏家で21期Gの小林伴子さんによるフラメンコが披露された。またA4版112ページの「創立60周年記念誌」が学校、PTA、同窓会の共同編集で作られ当日配布された。

重点支援校に二度指定される
平成14年に就任した高木克校長(18代、平成14〜17年)は進学指導対策と生徒に自律を求める自律改革に取り組み、それが評価され都教育委員会から重点支援校に指定された。同窓会が後援していた「サテライト講習」の定着が指定を受ける決め手になったとも言われる。指定を受ける時期に合わせてキャッチコピーを生徒から募集。「夢を叶える通り道。努力の汗、感動の涙、僕らの本気がここに文京(ここ)にある。」と決定した。これを受け@進学指導の充実A部活・行事の振興B規律ある自由の実現に取り組み、19年度(古井純士19代校長、平成17〜20年)には二度目の重点支援校に指定された。これらの成果を受け22年度からは「学力向上開拓推進校」「部活動推進校」「スポーツ教育推進校」の指定を受けた。現在は戸谷賢司校長(20代 平成20年〜)のもと、文武両道を体現できる生徒を育てる方針に加え、課題発見力、論理的思考・判断力、他人への伝達力の「知の探究の重視」を新たな重点目標に置き取り組んでいる。

◎活発化する同窓会活動
同窓会の目的は同窓生同士の交流と母校支援と会則に謳っている。母校支援については、「サポートティーチャー」制の支援や体育祭、文化祭での優勝杯の授与など行ってきたが、平成21年度より「新奨学金制度」を開始。生徒に教科書、副教材費相当1万5千円を40名に給付する精度で好評だった。また同窓生への交流としては会報「紫筍」のB5版44頁化、ホームページの開設がある。紫筍は毎秋発行し連絡の取れる1万5千名の同窓生や恩師、在校生徒、教職員に配布している。ホームページには月間平均が1万2千件、カナダ、ドイツ、中国はじめ60か国からアクセスがあり、同窓生の交流の場となっている。また平成5年から始まった「同窓生の集い」は年々活発化し、同窓会の基幹行事となっている。今年からは特別会員である在校教職員の招待や今年卒業した同窓生全員を新入会員歓迎会をかねて招待する。この同窓会の活動を確固たるものにするために、各学年2名ずつの学年幹事を設け、同窓会総代会の審議委員とする制度変更を平成21年行い、現在学年幹事の選出に当たっている(52頁参照)。この他母校の紫雲祭や都内の主要高校で開催している校歌祭などへの参加も行っている。母校70周年にあたり同窓会は70周年記念実行委員会に200万円を寄贈。また君崎会長が行事実行委員会副会長、箙、杉本副会長が70周年記録誌編集委員会委員として参加活動した。
(資料:同窓会報1号、紫筍2号〜52号、創立40年記念誌、創立50年記念誌、創立60年記念誌。箙 紘矢、杉本安弘)
 
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