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平成24年度 第7回 役員会・常任幹事会報告
 
【開催日時】 平成25年3月19日(土)13:30〜16:30
【開催場所】 池袋ホワイトハウスビル
【出 席 者】 出席者18名
【議 事 録】 総務部
【議   事】
1. 会長挨拶
  1) 平成24年度活動総括・事業各部の活動報告・平成25年度の審議をした。
  2) 平成24年度卒業生の成績優秀者(21名)、皆勤者(22名)に同窓会より図書券(各3千円)を贈った。
  3) 平成24年度卒業生の学年幹事、クラス幹事が決定した。
2. 第65回総代会(4月14日開催)の議案書の内容を審議
  1) 以下の内容が今後の検討事項として話し合われた。
  2) 総代会、役員会・常任理事会等会議の平成24年度開催状況及び議事内容の確認と25年度の開催予定を決定した。
  3) 平成25年度活動方針(案)及び各部の活動計画(案)の審議をした。
3. 第65回総代会当日の準備
  1) 当日の役割分担を決定した。
  4) 各事業部長は第65回総代会の議案を2月10日までに訂正、変更を終えて総務部に提出することとした。
4. 旧校舎ジオラマプロジェクト
  1) プロジェクト内容及び進捗状況を報告した。(山田泰斗催事副部長より)     
作成するのは旧校舎(モデルスクール)で1/100(約2m×2m)で見積もりをとる。
  2) 平成26年秋の紫雲祭に展示する予定。今年度は予算化しない。
5. 新年度役員人事
  1) 会長より新年度役員人事(案)が提案され当日の意見に基づき一部修正して総代会に提案する
    以上
平成24年度 第6回 役員会・常任幹事会報告
 
【開催日時】 平成25年1月19日(土)13:30〜16:30
【開催場所】 母校 1階13教室
【出 席 者】 出席者18名
【議 事 録】 総務部
【議   事】
1. 会長挨拶
  1) 今年度会員に「同窓会行事への参加を呼掛けたところ『集い』は過去最高の参加者となった。会員の要望も増加・広範囲になったので、各部とも対応策等の範囲拡大ベルアップを図るように提言した。
  2) 65期の入会状況の報告をした。
  3) 「東京校歌祭の20年」(校歌祭参加の都立高校17校で作成)の完成を紹介した。
  4) 総代会の資料作成についての説明をした
2. ホームページプロジェクトの報告
  1) 以下の内容が今後の検討事項として話し合われた。
    (1) 活性化のために組織化を図る。
    (2) ホームページの見直し及び新規の設計。
    (3) 新たな掲載項目について。
    (4) 今後について、HP部長を中心に改革の進行をして行く。
3. 第65回総代会議案書(案)の審議
  1) 活動報告、活動方針について審議した。
  2) 総務部より総代会、役員会・常任理事会の開催日および開催内容の報告があり審議を行った。
  3) 各事業部長より今期活動内容の報告があり審議を行った。
  4) 各事業部長は第65回総代会の議案を2月10日までに訂正、変更を終えて総務部に提出することとした。
4. 会長選任
  1) 全員一致で杉本会長を再任する。
5. その他
  1) 旧校舎ジオラマ製作プロジェクトについて、催事部より説明があった。
  2) 書庫の整理について担当部の制定の提案があった。
    以上
平成24年度 第5回 役員会・常任幹事会報告
 
【開催日時】 平成24年11月17日(土)13:30〜16:30
【開催場所】 母校 1階13教室
【出 席 者】 出席者21名
【議 事 録】 総務部
【議   事】
1. 会長挨拶
  1) 紫雲祭、校歌祭、集い、の三大事業が無事終了と労いの言葉があり。
  2) 文京高校は来年度募集より9クラス体制と都立高校最大規模になる旨報告
2. 会報部
  1) 紫筍55号の総評をした。
  2) 会報部強化の協力要請あり。
3. 催事部
  1) 紫雲祭では、同窓会室の来場者は全来場者の10%を超えた。(過去最高)
  2) 校歌祭では、50名の参加(吹奏楽部、PTA、同窓生)した。
4. 集い部
  1) 目標人数450名に対し488名の参加者であった。過去最高であり昨年比の1.4倍であった。
5. ホームページ部
  1) 今後の体制について検討を行っていく。
6. 会員部
  1) 会報「紫筍」に連絡葉書を同封したが約300通の返信(連絡)があった。
  2) 新入会員への勧誘(説明)を行った。
7. 会計部
   1) 中間報告を行った。
8. 総務部(報告)
  1) 次回第6回役員・常任幹事会の日定変更 1/12(土)→1/19(土)13:30〜 母校
  2) 第65回総代会の仮議案書を次回役員・常任幹事会にて審議予定のため、各部長には活動報告、活動計画の作成(収支、予算)を依頼した。(書式は後日メ−ルにて)
    以上
平成24年度 第4回 役員会・常任幹事会報告
 
【開催日時】 平成24年9月8日(土)13:30〜16:30
【開催場所】 池袋ホワイトハウスビル 4階 417号室
【出 席 者】 出席者20名
【議 事 録】 総務部
【議   事】
1. 会長挨拶
  現職の梶山先生(2年学年主任兼2H担任 日本史)が海外旅行中に急逝された旨報告
2. 会報部
  1) 紫筍55号完成報告と総括をした。
3. 会員部
  1) 紫筍55号は9月10日(月)より発送、4日程で自宅に配達予定。
  2) 入会申込書の改善案の説明あり。
4. 集い部
  1) 当日の役割分担を決定。
  2) 式次第を確認。
5. 催事部
  1) 紫雲祭の内容の報告と役割分担の確認。
  2) 校歌際の詳細の説明と役員・常任幹事の参加者を確認。
6. ホームページ部
  1) 活動内容の概要は次回にまわした
  2) ホームページの内容の意見、要望を募った。
7. その他
  1) 会報部長より「紫筍56号」編集についての基本的考え方を述べる。
    以上
平成24年度 第3回 役員会・常任幹事会報告
 
【開催日時】 平成24年7月14日(土)13:30〜16:30
【開催場所】 母校 12教室
【出 席 者】 出席者17名
【議 事 録】 総務部
【議   事】
1. 会長挨拶
  「未来創造PTの会議」は10月まで休止とし11月から再始動することを報告した。
2. 平成24年度第3回未来創造PT会合の報告
  1) 過去3回開かれた未来創造PT会合の総括をした。
    (1) 学年幹事の活性化策
    (2) 役員会の途中での部会の開催(今月度から実施)
    (3) 同窓会と同期会(クラス会も含む)の区別等
    (4) 部活OB会の連携の必要性
    なおこれらの項目については11月以降のPTで検討し実施案にまとめていく。  ;
3. 第4回在校生支援奨学金の応募状況について
  1) 応募者28名、審査の結果3年11名と2年12名が合格、合格しなかった5名には図書カードを贈呈したことを報告した。
4. 各部活動報告
  1) 催事部
    (1) 第20回東京校歌祭(10月6日)の実施にあたり開幕(13時)から参加することで一般会員参加を募ることを確認した。
    (2) 紫雲祭(9月15〜16日)は母校11教室を使用、当日の内容の説明があった
  2) 会員部
    会員名簿の住所不掲載希望者への対応は複雑化しないために現状のままとする。
  3) ホームページ部
    ホームページのリクエストについての説明があった。
  4) 会報部
    紫筍55号編集の進捗状況の報告があった。
  5) 集い部
    一般会員(招待期以外)の参加費変更の提案があり、審議の上1,000円と決定した。
    以上
「在校生支援奨学金」の平成24年度支給者決定について
この奨学金制度は「勉学意欲がありながら経済的事情により就学が困難な生徒(2,3年生)に対する支援制度」で平成21年度から実施している。
今年度は「私の未来像」をテーマに5月31日(金)〜6月22日(金)までの23日間募集を行いました。応募及び選考状況・結果は次のとおりです。 
1. 応募者数 2年生 14名、3年生 14名 計 28名
<参考>昨年の実績は2年生(現3年生) 8名、3年生 27名 計 35名
2. 審査 6月27日(水)母校で同窓会メンバー(杉本会長ら4名)が応募作品を審査した。
3. 審査結果 支給者数 2年生 12名、3年生 11名 計 23名 と決定した。
4. 合否の連絡 7月2日(月)から応募者(生徒)の保護者宛郵送する。
 以上
平成24年度 第2回 役員会・常任幹事会報告
 
【開催日時】 平成24年6月16日(土)13:30〜16:30
【開催場所】 母校 進路学習室 1階
【出 席 者】 出席者20名
【議 事 録】 総務部
【議   事】
1. 会長挨拶
  1) 文京高校は平成24年度も学力向上開拓推進校、言語能力向上推進校、部活動推進指定校、スポーツ教育推進校の4つの指定を受けた。 
2. 平成24年度第2回未来創造PT会合の報告
  1) 会議報告のホームページ掲載手続きについて話しあった。
3. 紫筍55号の進行状況
  1) 各ページの進行状況を報告した。
4. ホームページ掲載について
  1) 写真掲載は本人の許可を得たもののみを掲載する。
5. 各部活動報告
  1) 催事部
    「紫雲祭」準備状況の報告
「校歌祭」への参加を役員・常任幹事を通じ同窓生に呼び掛ける。
  2) 会員部
    住所不掲載希望者の表記について議論したが、次回に再考となる。
  3) 総務部
    奨学金支給者からのお礼状の紹介があった。
    以上
平成24年度 第1回 役員会・常任幹事会報告
 
【開催日時】 平成24年5月12日(土)13:30〜16:30
【開催場所】 母校 進路学習室 1階
【出 席 者】 出席者16名
【議 事 録】 総務部
【議   事】
1. 会長挨拶
  1) 難関大学進学者に奨学金の贈呈が行われた。(6名)
2. 平成24年度常任幹事の承認を行なった。
3. 「未来創造PT」の報告(岡本副会長)
4. 総務部からのお知らせ
5. 紫筍55号の進行状況
6. 紫雲祭、校歌祭について
    以上
平成24年度総代会議事録
     
【開催日時】 平成24年4月15日 午後2時〜4時30分
(15:30〜は懇談会に)
【開催場所】 母校 進路学習室
出席状況 学年幹事29名 委任状61名 出欠無回答者39名   合計129名(欠員7名)
その他 役員・常任幹事(学年幹事以外)の出席者 14名
岡本副会長の開会宣言があり、昨年の総代会以降最近1年間にお亡くなりの恩師・同窓生に対し黙祷を捧げた。     
開会に先立ち、「難関大学進学奨学金」(注1)の第1回支給者名12名の発表があり、当日出席の3名に対し授与を行なった。
会長挨拶 (杉本安弘会長)
学年幹事の出席状況の報告があり、総代会が有効に成立している旨の報告があった。
 【議題及び討議内容】
 議長 杉本安弘会長
  第1号議案 平成23年度 事業報告
1. 会長より活動総括が報告された。
2. 大川総務副部長から昨年度の総代会と役員会並びに常任幹事会(8回)の開催が報告された。
3. 事業報告が会員(小林)・広報(梶野)・集い(榊)・催事(永山)の各部長から報告された。
4. 学校支援については、杉本会長及び有賀会計部長より、学校行事並びに在校生の学業・部活への支援を実施した。
今年度の主たる使用用途は「言語能力向上推進校」(注2)に関する活動についての補助であった旨の報告があった。
 第2号議案 平成23年度 決算報告並びに監査報告  
1. 有賀会計部長より報告された。
64期(平成24年3月卒業)卒業者273名に対し入会者は251名(内1名は福島県からの転校者で入会金は免除)となり、入会率は91.9%であった。
2. 23年度から実施の「難関大学進学奨学金」については支給が24年度となるため、24年度の支出となる旨の説明があった。
3. 鈴木監査より、「会計処理は効率的かつ合理的に処理されている」旨の報告があった。
 第3号議案 会則の一部改正の件
  杉本会長より、広報部を会報部とホームページ部に分けたい旨の提案があった。
  以上 第1号議案〜第3号議案までの質疑が行なわれ、桜井勇氏(14期)から「言語能力向上推進校」についての質問があった。
その後第1号議案〜第3号議案は全会一致で承認された。
   
 第4号議案 平成24年度 会長・役員 承認の件
議長 鈴木秀男監査
  「本年2月4日開催の役員会・常任幹事会にて杉本安弘氏(12期C組)を会長に選出した」ので、承認を求めたい旨説明があり、全会一致で再選され、会長より24年度の役員が発表された。(役員表
   
議長 杉本安弘会長
 第5号議案 平成24年度 事業計画 (案)
1. 活動方針(杉本会長)
昨年度方針を踏襲し、「同窓会」を見直し本来あるべき姿を再構築していきたい。
特に本年度は役員による「同窓会の未来創造PT(仮称)」をつくり具体的な姿を描いていきたい。
今年度方針
  1)同窓会組織の活性化(組織の強化)
  2)同窓会執行部の活動の強化
  3)在校生(未来の会員)への勉学・進学援助
  4)学校、PTA、恩師との関係のより一層の強化
2. 事業各部長から活動計画が報告された。
総務部(榊)、会員部(小林)、会報部(梶野)、ホームページ部(中嶋)、集い部(花輪)、催事部(永山)
要旨
  1)総代会・役員会並びに常任委員会の開催予定
2)同窓会員が同窓会・母校を身近なものと感じるための情報の発信
  3)イベントとして同窓生が母校に集う場として、「同窓生の集い」「紫雲祭(文化祭)」「校歌祭」への参画促進
  4)同窓会運営の改善を模索
  5)母校のさらなる発展への協力
 第6号議案 平成24年度 予算(案)   
  有賀会計部長より、今年度は1クラス増(従来7クラス→8クラス)となるので、収入が増加し、予備費は前年より減少させた旨報告があった。
  以上 第5号議案と第6号議案が全会一致で承認された。
   
  閉会に際し、静谷名誉会長より「会長のもと相互に協力して同窓会活動のさらなる発展に励んで欲しい」旨の挨拶があった。
終了後、出席者全員で机を囲んで懇談の場を設け、同窓会全般についての提案・提言・活性化策等忌憚のない意見・質問が出ました
   
(注1) 「難関大学進学奨学金」は平成22年文京高校の創立70周年を記念し、末正明さん(旧一期、昭和20年3月卒業)が「後輩たちには是非良い大学に進んで欲しい」との思いから100万円を同窓会に寄付されたことに始まります。
これに同窓生の「奨学金寄付」を合わせて基金を創設しました。
本来「難関大学進学者」に3万円ずつ5名に贈ることを方針にしているが、第1回の平成24年3月卒業者は東工大等国公立に9名が合格し、これに早稲田大学・慶応大学・東京理科大学合格者各1名を加え12名に贈って欲しいとの学校側の要請に応えたものです。
(注2) 都教育委員会から4プログラムの指定
文京高校は平成22年度から「学力向上開拓推進校(第2期)」「部活動推進校」「スポーツ教育推進校」に指定されていたが、平成23年度からさらに「言語能力向上推進校」として、都教育委員会から4プログラムの指定を受けている。
平成24年度の同窓生むけの行事日程(開催順)
1. 母校の紫雲祭(文化祭) 平成24年9月15日(土)〜16日(日) 文京高校    
概ね10時〜15時 この日なら学校内と在校生の実情が見学できます。
2. 東京校歌祭(第20回) 
平成24年10月6日(土)13時〜 日比谷公会堂   
都立高校17校のほか、特別参加として東京大学・一橋大学に加えて本年より早稲田大学・慶応大学にも出演を要請中 
文京からは在校生の吹奏楽部も参加し、PTAも参加しますので、同窓生は多数ご参加ください。
3. 「同窓生の集い」 平成24年10月14日(日) 14時〜16時30分 体育館(予定)        
本年の招待期は14期(卒業50年)、39期(卒業25年)、54期(10年)、64期(新入会員)です。
総代会写真
平成24年度総代会開催
 4月15日(日)母校進路学習室で45名の学年幹事・役員が出席して総代会が開催されました。
 総代会をはじめる前に、今年度からスタートした「難関大学支援奨学金制度」の褒賞者12名の授与を行ないました。
 会の冒頭に杉本会長の挨拶、その後各部長から平成23年度の活動報告、決算報告ならびに監査報告、会則の一部改正の説明があり、質疑応答の上、全会一致で了承されました。
 会則の改定部分は「会則第3条第2項、広報部を会報部とホームページ部に分け、より一層の活性化を図る」目的で改正を提案、全会一致で了承された。
 つづいて、平成24年度の会長に杉本安弘(12期C組)氏が全会一致で再任され、会長から24年度役員の選任が行なわれた。(表2の役員名簿を参照)
 今年度の活動方針を杉本会長より@同窓会組織の活性化(組織の強化)A同窓会執行部の活動強化B在校生への勉学、進学支援C学校関係者、PTAとの関係強化等をしていくとの方針が提起された。
 各部長の要約は@同窓会からの発信する情報により、同窓会・母校を身近なものにするAイベントとして同窓生が母校に集う場として、「同窓生の集い」「紫雲祭」「校歌祭」への参画促進B同窓会運営の改善を模索C母校のさらなる発展への協力等の計画を報告した。
 事業計画、予算を含めて原案どおり承認されました。閉会に際し、静谷名誉会長より「会長のもと相互に協力して同窓会活動のさらなる発展に励んで欲しい」むねの挨拶がありました。
 終了後、出席者の皆さんで机を囲んでの懇談の場をもうけ、同窓会全般についてのご提案・提言・活性化等忌憚のないご意見、ご質問をいただき、有意義な時間を過ごした。
文京高校同窓会 副会長 岡本憲治
           
平成24年入学式(67期) 祝辞
「4月7日(土)入学式が行なわれた。杉本安弘会長より 次の祝辞が述べられた」
 
卒業生を代表して祝辞を述べます。入学おめでとう。
これから次の4点についてお話いたしますので、よく覚えて、3年後の卒業式を楽しく迎えて頂きたいと思います。
第1に、高等学校とはどんな所でしょうか?
次に、わが校は豊島区にあるのに なぜ「文京高校」というのでしょうか?
3番目に、君たち新入生に望むこと
最後に、同窓会の在校生支援プログラムについて説明いたします。

1. 高等学校とはどんな所でしょうか?
小中学校と全く違う点は、まず皆様が希望して入学したということです。義務教育ではありません。次に試験を受け合格して入学した所です。
 これからが重要なのですが、小中学校の時には、ピンからキリまで いろいろな人がおりますが、高校では、学力も家庭環境も考え方も良く似た人たちが集まっております。
一方大学に行きますと、同じような職業・仕事を目指す人たちが集まるため、一生の付き合いとはなりますが、一生ライバルとなるわけで、なかなか本音で話せないものです。高校では同じレベルの人たちが集まりしかも職業も異なるため、生涯の友・利害を超えて付き合える友が得られやすい所です。 大いに良き友達を作ってください。
2. 豊島区にあるのに文京高校というのでしょうか?
 わが校の校名の変遷と校舎の移り変わりについてごく簡単に話しましょう。
わが校は昭和15年(1940年)にこの地で開校いたしました。当時の校名は「第三東京市立中学校」です。現在の23区に相当する地域を管轄する自治体として「東京市」があり、その3番目の中学校として創立されました。戦前の義務教育は小学校6年間だけでした。その上の学校に進むには、男子は中学校、女子は高等女学校に進みました。両方とも5年制でした。現在の東京都の範囲は当時東京府と言っておりました。昭和15年当時は、ここは東京府東京市豊島区西巣鴨…と言っておりました。
 太平洋戦争が始まり、東京府と東京市の2重行政が問題となりました。今大阪で問題になっている大阪都構想と同じ問題が70年前に起こったのです。
昭和18年(1943年)7月に東京府と東京市が一本化され「東京都」となりました。そこでわが校の校名は「東京都立豊島中学校」と改称されました。その後、アメリカによるB29からの空襲は激しくなりました。東京大空襲と言うと、昭和20年3月10日が話題になりますが、ここ城北地区は4月13日夜半に大空襲をうけ、わが校の全校舎が一瞬のうちに焼き尽くされてしまいました。校舎の南西部 現在テニスコートがある所に、学校以外の東京都の施設がありました。もちろん空襲で焼かれたのですが、それを先生と生徒で応急修理し、6教室と職員室の仮の校舎を作ったそうです。
5クラス×5年=25クラスの学校でしたから、収容できず小学校などの校舎に間借りして授業が行なわれました。昭和22年(1947年)には、学制改革が実施され633制が発足しましたが、その時には水道橋の近くの元町小学校に間借しておりました。小石川区と本郷区が合体して文京区となったわけですが、本郷区には都立の中学校がなかったため、本郷区長からわが校に「そのままいてくれれば校舎の敷地を用意する」との話があったので、昭和23年4月「東京都立文京高等学校」と変更いたしました。この時の校長先生が奥田行信先生です。奥田先生こそ「文京高校」の名づけ親なのです。しかし本郷区、そのあとをついだ文京区ともわが校が希望するような敷地が用意できなかったため、創業の地であるこの地に戻ることになりました。昭和28年に、都立高校では戦後初めての鉄筋コンクリートの校舎が完成しました。その校舎は文部省のモデルスクールとして大変立派なものでした。しかしその校舎に使用した建築材料は戦後の物資不足の時につくられたものなので、耐震性などに問題があり、平成4年に現在の校舎に建て替えられました。
私は昭和32年(1957年)の入学で、奥田校長時代の最後の入学生です。私たちの入学式で、奥田校長は「文京高校の名は単に文京区に由来するのではなく、文の京(みやこ)として名づけた」とお話になられました。
3. 新入生に希望すること
現在わが校では、「文武両道」と言われております。この3月に卒業した生徒の中には、運動部に属しながら、勉強も一生懸命おこなっている、文武両道を実践した方もおります。
しかし多くの生徒が勉強すれば成績があがるはずなのに、部活に・その他のことに気を奪われ、または流されて、家庭学習時間が短いのが実情です。我々の時代は「四当五落」と言って四時間睡眠でテレビも見ずに勉強しました。なにもその当時のように勉強しろとは申しあげませんが、学校の授業はしっかり受けて、その上に家庭学習時間を、是非とも1年生で3時間はキープしていただきたい。文京は夢を叶える通り道です。友達との語らい・部活も良いのですが、高校生活の基本となる勉強をしっかりと行なってください。
4. そのような在校生への同窓会からの支援プログラムについて説明します。
 同窓会では次の3つのプログラムを用意しております。
1)教科書は東京都から支給されておりますので、副教材・参考書の購入費を援助するため15,000円を2年生、3年生の40名に給付しております。毎年6月に作文を書いていただいて支給者を決めております。2年生と3年生が対象ですから、是非来年は応募してください。
2)卒業時学校より、成績優秀者には優秀賞が、3年間無遅刻・無欠席者には皆勤賞が、贈られますが、同窓会から副賞として図書券をお贈りいたします。2つの賞は大変古くからあります。
3)難関大学合格者に対し、奨学金として30,000円を5名に贈っております。これは本年3月卒業生から適用しております。この奨学金のきっかけは、一昨年わが校の創立70周年を記念し、旧制一期の末正明さんが「後輩たちには是非良い大学に進んで欲しい」との思いから、100万円を同窓会に寄付されたことに始まります。末さんの考え方に賛同する卒業生の寄付も併せて基金を創設しました。卒業生は在校生を弟や妹のように、また子や孫のように思ってこの基金が創設されたのです。
以上 3つのプログラムを活用し、勉強の励みにして頂きければ幸いです。

まとめますと
1. 高等学校とは、一生涯付き合える本当の友達に会えるところです。
2. 文京の名称は「文の京(みやこ)」からきている。
3. 君たちには、高校の基本は勉学にあるのだから、学校の授業はもちろんのこと、家庭学習も1年生で3時間以上して欲しい。
4. 同窓会ではまじめに勉学に取り組み生徒を応援するプログラムを3つも用意しております。是非ともこれらを活用し、勉学に励んでください。
以上をもって祝辞といたします。3年間有意義な学校生活を送ってください。  
文京高校同窓会 会長 杉本 安弘