平成20年(2008年)紫雲祭報告

平成20年9月22日(月)23日(火)文京高校の文化祭「紫雲祭」

正門 大勢の方が 校庭でブラスバンドの演奏
同窓会の展示は13教室 将来の文京生?も見学 PTAも参加
生徒の氷屋さんも 体育館で表彰式  校長先生・同窓会会長から表彰

 

豊島区の史跡巡り(紫雲祭の下準備)

去る6月7日(土)に、豊島区の史跡巡りを催事協賛部の企画で、実施しました。             最初の訪問先は、学習院大学です。学習院大学史料館勤務の学芸員の方が案内してくれて都心とは思えない緑の森の中に点在する史跡や建築物を見学しました。写真(071)は、昭和初期に建設されたスクラッチタイルの校舎の説明の様子です。このあと、乃木校長宅などさまざまな施設を見学しました。日差しが強い日にもかかわらず涼しかったです。この後、都内初の立体交差橋の千登世橋を経て、鬼子母神境内へ。この鬼子母神の鬼には上の点がないのが正しいのですが、シフトJISでは文字がないので、ご勘弁。都電の「鬼子母神前」付近は、この6月14日に開通する予定の地下鉄12号線(副都心線)の開通に向けての工事の最中でした。この鬼子母神堂は、豊島区最古の建造物で、参道には樹齢400年を越える欅の老木が残っており、歌川広重の江戸名所百絵図にも登場する江戸情緒を残す貴重な空間で、異次元に入り込んだような雰囲気です。
羽二重団子を食したあと、お会式で有名な、日蓮宗の法明寺に向かう。お会式は、日蓮上人の命日の10月18日お行われる行事だが、池上本門寺のお会式とは違い、「子育て子授けの神として有名な雑司が谷鬼子母神のお会式では万灯を担いで集まった信徒達が池袋駅東口を出発して、明治通りから目白通りを練り歩き、団扇太鼓の音も賑やかに鬼子母神参道に繰り込んで」来ます。             何もない原っぱに交通ターミナルとして発展してきた副都心の池袋には数少ない歴史的背景を持つ行事ですね。                            立派な桜並木の参道を持つ法明寺境内では、折から上座(じょうざ 寺院の最高責任者)だと思われるが、就任式を明日に控えて緋毛氈を引き準備の最中であった。山門をでて、大鳥神社に向かう。途中のがく紫陽花がとてもきれいでした。道に迷ったメンバーもでましたが、東京音楽大学はここにあるのですねえ。
都電の軌道の下をくぐって「雑司ヶ谷宣教師館」に向かう。宣教師マッケーレブが20世紀初頭の1907年に立てた豊島区に現存する最古の近代木造洋風建築 として知られる。バスルームが2階にあるなどユニークです。写真でもわかるように2階のガラス窓がとても明るい印象を作っています。              迷路のような道を案内してもらいながら向かったのが、雑司ヶ谷霊園です。因みに、染井霊園はここの分園とのこと。緑の霊園を歩きながらいろいろな有名人のお墓参りをしました。竹下夢二、島村抱月、サトウハチロー、大川橋蔵、・・・・そして、あの夏目漱石のお墓です。              歩き疲れた参加者は、有楽町線の東池袋から池袋まで近道をして昼食休憩をとりました。
午後は、池袋駅の西口散策です。まず、ビックリガードを目白側に越えて5分ほどで自由学園の明日館です。ここがなんで有名かというと、近代建築で有名なフランク・ロイド・ライト(旧帝国ホテルの設計者)が設計した建物だからです。国の重要建造物に指定されています。             自由学園は、羽仁もと子が開校したことで知られています。近くに婦人之友社もあります。生憎、結婚式が行われていて外観しか見ることができませんでした。
続いて、豊島区郷土資料館へ(ホテルメトロポリタンの向い側)。しばらく、豊島区の昔を調べてから次の訪問先へ。              皆さん御存知の立教大学です。ここは、モリス館(本館)の時計台があるところです。丹下建造設計の図書館と旧館を見学してからチャペルを覗くと、ハンドベル部?が練習をしていました。5号館横をぬけて立教学院内郵便局の向かいにある江戸川乱歩邸を尋ねましたが休館でした。             光文社の裏手にある洞雲寺、功雲院を経て最後の訪問地、祥雲寺に向かいました。ここには、全集500冊、770作品で「漫画最多出版」でギネスブックにも載っているあの方のお墓があるのです。              そうです、009で有名な石森章太郎の墓です。とってもユニークなお墓ですね。・・・・・・  蛇足ですが、豊島区には、さらにあの有名人、手塚治虫のお墓もあるんですよ。(ただし、こちらは非公開ですが)              どこかと言えば、お寺の名前だけ紹介します。総禅寺です。朝日小のとなりです。

学習院大学の昭和初期に建設された校舎の説明風景 鬼子母神堂前、境内には樹齢約600年の大公孫樹がある 道中、紫陽花が疲れを癒してくれる 夏目漱石の墓、雑司ヶ谷霊園には泉鏡花、小泉八雲など文豪の墓が多い
雑司ヶ谷宣教師館、豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築 自由学園明日館、羽仁吉一・もと子夫婦が雑誌b「婦人之友」を母体に創立 立教大学モリス館(本館) 祥雲寺は曹洞宗のお寺、漫画家の石森章太郎の墓もある
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