2001年の2月末に、大学卒業後一筋に仕事をしてきた会社が民事再生となり、また、一から人生やり直しを覚悟し、再建に取り掛かりました。その経過の中、中国・上海の企業集団が、我が会社に資本参加を申し出て、その方向に話が進み、上海に営業所が出来ました。そこの指導と、中国国内の引き合い業務のサポートに、2004年7月に最初に上海の土を踏み、その後2年間は、毎月1/2は、上海での生活となりました。その後、駐在となり、現在に至ります。
中国語は、NHKのラジオ講座で一年間、基本の勉強をしたのみでありますが、年のせいか、単語がなかなか頭に残らず、一度覚えても、翌日には忘れてしまうという状態であり、やはり、言葉は毎日使わないと、なかなか覚えないものです。それでも、今年で4年ともなると、一応、度胸が付き、中国どこでも違和感無く訪れ、現地の名物料理を何でも食べ、飲み、中国人と日中友好をはかっています。
中国は広く、各地方で、料理は味付けもまったく違い、スリルが有り面白いです。素材も、蛙、田螺、ザリガニ、鯰、鹿、ロバ、熊、犬、鳩、何でも料理になります。上海には、勿論、高級日本料理、フランス料理、イタリア料理と日本の東京と同じレストランがたくさん有ります。でも、私は、中国の各地の特徴ある料理の方が、楽しいです。
上海の街は、現在、万博が近づいているため、古い町並みを壊し、高層ビルを建設していますが、下町の方にはまだ、中国の風情が感じられる町並みが少し残っています。私は、その中国人が住んでいる下町に、一人、マンション生活をしています。 長い間こちらで生活をし、中国人と一緒に仕事をしていると、国民性の違いで、理解出来ない事、なるほどと感心させられる事、など日本と違う事がたくさん有ります。
遠くに、高層マンションが並ぶ周辺に残っている下町 |
上海といえば、必ずこの景色が有名です。現在、右から二番目のビルは、日本の森ビルが建設中で、その高さは左の明珠塔も抜き、上海一になりました。 |
もう一つの観光地である、「豫園」の春節(旧正月)飾りがされた様子です。 |
このように、上海は、昔の中国と、近代的建物が混在した不思議な街で、上海人は、中国で一番進んだ街と自慢しています。
皆さんも、機会が有りましたら、是非訪れてみてください。
次回は、中国の地方の様子をお知らせします。
20期H組 横山徳衛