タイからのレポート

タイ駐在中の20期3H組卒業の吉野英利です。タイからのレポートを送ります。
62歳になってからタイに駐在するということで、多少不安もありましたが、2012年2月16日から駐在スタートしてから、6ヶ月があっという間に過ぎてしまいました。
仕事は自動車電装品のサービスと修理方法を、豪亜・中近東地域のデンソーの現地法人の社員に教育するというネットワーク作りと、実際に、集めて教育するという仕事とそのマネージメントしています。それでは、タイとタイでの生活を紹介をします。                   1. タイは、面積が51万km2で日本の1.4倍、人口が約6.6千万人で、「微笑みの国」と言われているように、殆どの人が信仰心の強い仏教徒で、その仏教信仰の頂点に存在するのが国王です。国王の地位と資格は、仏教思想によって前世からの慈悲と善行の恩恵と受け取られ、最高道徳の体現者として国民から敬愛されています。映画館でも、上映前に起立して国王を讃える言葉を聞きます。
次には、僧侶に対して、最大級の尊敬を表します。多少のデモはありますが、殺人や、強盗は少なく、アジアでは最も平和で豊かな国です。でも、貧富の差は大きく、階級社会(僧侶、医者、役人は上位に位置し、金持ちも上位)でもあります。それでも、大きな問題にならないのは、自然の恵み(中央部にはチャオプラヤー川が形成したチャオプラヤー・デルタと呼ばれる豊かな平地が広がり、世界有数の稲作地帯を作り出している。)が豊で飢えるということはなく、信仰心が厚いからです。
老若男女、金持ちも貧乏人もお寺に良くお参りをし、お坊さんを敬い、自分が貧乏でも前世の行いの結果ととらえ、明るく暮らしています。何事にも感謝の気持ちで、合掌して、笑ってサワデイカップ(ありがとう)とお礼をする心優しい国民です。

 (Grand Place:王宮跡)   (タイは南北に長い国です。)
   
 

2. タイは自然が美しく豊な国で、世界中からの観光客が集まってきます。一方では、自動車産業を核として、著しい経済発展を遂げアジア地域の発展を牽引するとともに、その首都であるバンコクは近代都市として変貌してきています  (バンコクの中央部の写真です。)

   

2009年の世帯当たりの平均所得は月2万903バーツ。一人当たりの平均所得は月6319バーツ(17700円)です。
日本はタイにとって最大の貿易額と投資額、援助額を持ち、日産自動車ホンダトヨタいすゞなどの自動車関連企業の多くが進出している他、空調メーカーであるダイキンといった家電メーカーなども多く進出し、国内市場への供給を行っている他、関税特典があるASEAN諸国内への輸出拠点として活用しています。
私の住んでいる地区は、スクンビット地区で、日本人も多く住んでいて、金持ちの家も多くあり、レストランやショッピングセンター、繁華街があります。
日本人駐在員は、コンドミィニアムやサービスアパートメントに住んでいて、恵まれた環境です。日本、タイ、中華のレストランも多く、日本スーパもあり、単身赴任でも困ることはあまりありません。スクインビット47にある我が家(サービスアパート)と近辺の写真です。

 (Wine Connection、日本レストラン)  (アパート屋上よりの写真、BTSが走っている)
(アパートの写真) (近所のフジスーパー)
   
3. タイの自然・環境をみてみると、タイ中央部には、美しい田園地帯があり、南には、美しい海辺のリゾート地があり、マリンスポーツにも最適です。家族で、プーケット島にも旅行しましたが、美しい海でマリーンスポーツが楽しめます。 リゾートホテルも設備が整っていて、お洒落でした。 
 (オーケットバトンビーチ)   (プーケットマリオットホテル) 

でも、やっぱりタイでの観光名所は、寺院、王宮で、バンコク市内のチャオプラヤー川の東側に集まっています。一度はみてみなといけないですね。

(ワットポー 涅槃寺)  (ワット・プラケオ ? エメラルド寺院)  (ワット・アルン – 暁の寺)
            後、水上マーケットや民族ショーや象の芸のあるローズガーデンも見所です。 それ以外にハーフショーあり、ナイトクルーズありで、世界中から観光客が集まってきます。 タイにきた当初は、お客さんが来るごとに一緒に観光を楽しめました。
 (水上マーケット)   (ローズガーデンの象) (チャトチャック ウイークエンドマーケット) 
       
(民族ショー後のショット)
  観光以外では、タイでは結構ショッピングも楽しめます。 ウィークエンドマーケットやナイトバザールなどでは、現地の廉価な衣類やお土産も買え、美味しいタイ料理も楽しめます。まだ、チェンマイには行っていませんが、もう少ししたら旅行にいこうと思います。
後半は、観光案内のようになってしまいました。仕事で行ったドバイ、ニューデリー、ジャカルタ、マレーシアの写真も載せたかったのですが、タイの案内だけにしました。 タイは、観光にも素敵な国なので、皆さまぜひ遊びにきて下さい。